HOW AI COMPOSES MUSIC

AIは、旋律を予測する

AIの作曲は、ひらめきではなく確率です。 「ドレミファソ」と来たら、次はたぶん「ラ」—— メロディを一音ずつ予測して紡いでいく仕組みを、実際に音を鳴らしながら5つのステップで体感します。 🔊 音が出ます。

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STEP 01

音符も、トークンNOTES AS TOKENS

文章がトークン列だったように、メロディも「音の高さ+長さ」のイベント列に分解できます。 きらきら星はたった14個のトークン。 AIにとって作曲とは、このトークン列の続きを予測すること——テキスト生成と同じ土俵に乗りました。

MELODY AS TOKENS — きらきら星を分解する

STEP 02

音楽にも、文法があるMUSICAL GRAMMAR

言葉に文法があるように、音楽にも調(スケール)や和声という「文法」があります。 「ドレミファソ」と来たら、次に自然な音とそうでない音がある—— 候補の行をクリックして、実際に耳で確かめてください。 確率の低い音は、ちゃんと「外れて」聞こえるはずです。

NEXT NOTE PROBABILITIES — 耳で確かめる確率分布

STEP 03

一音ずつ、選んでは進むAUTOREGRESSIVE MELODY

では実際に生成しましょう。候補と確率を見る→サンプリング→ピアノロールに追加—— テキスト生成編の物語生成と同じループを、今度は1ステップずつ手動で回せます。 temperatureを上げると、旋律がどう冒険的になるかも試してください。

STEP-BY-STEP GENERATION — ハ長調・16音

temperature T=0.9

PIANO ROLL

CANDIDATES — 次の音符の候補

STEP 04

楽譜を書くか、音を作るかTWO SCHOOLS

ここまでは「楽譜(記号)を生成」する流派でした。 もうひとつ、音そのもの——波形やスペクトログラムを丸ごと生成する流派があります。 歌声や楽器の質感まで作れる代わりに、計算は桁違いに重い。 SunoやUdioのような商用サービスもこちらの流派に近いと見られていますが、内部実装は非公開です。 ▶で、いま作った旋律が「音の画像」になる様子を見てください。

記号派 / SYMBOLIC 楽譜(MIDI)を生成する 音符のトークン列を生成し、シンセや楽器が演奏する。軽くて編集しやすい。 この章のSTEP 01〜03、そしてゲームBGMの自動生成などがこちら。
音声派 / AUDIO 音そのものを生成する 波形やスペクトログラム(音の画像)を拡散モデルなどで丸ごと生成。 歌声・音色・空気感まで作れる。Suno/Udioなど商用サービスもこちら寄りと見られる(内部は非公開)。

BRIDGE — 記号派の演奏を、音声派の視点で見ると

STEP 03や05で旋律を作ってから押すと、自分の曲が「音の画像」になります(未生成ならきらきら星で代用)。

STEP 05

一曲、作らせてみるCOMPOSER PLAYGROUND

仕上げです。スケール(曲の雰囲気)とtemperatureを選んで▶—— ベース伴奏に乗せて、リズムも揺らしながら16拍の曲をリアルタイムに作曲します。 同じ設定でも毎回違う曲になる。それが確率で作るということです。

AI COMPOSER — 伴奏付き自動作曲

temperature T=0.9

PIANO ROLL

CANDIDATES — いま選んでいる音

RECAP

5つのステップ、ふりかえり

STEP 01音符=トークンメロディは「高さ+長さ」のイベント列。
STEP 02音楽の文法調と和声が、次の音の確率を形づくる。
STEP 03次音符予測候補→サンプリング→追加、の自己回帰。
STEP 04二つの流派楽譜を書く記号派と、音を丸ごと作る音声派。
STEP 05作曲スケールという語彙を替えれば、曲風も変わる。
SERIES

この章はテキスト生成編(自己回帰)と音声生成編(音とスペクトログラム)の応用編です。

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