HOW AI GENERATES VIDEO

AIは、時間を描く

SoraやVeoが生む数秒の映像は、画像生成の単純な連打ではありません。 1枚ずつ作るとバラバラにチラついてしまう—— 「時間ごとまとめて彫り出す」という動画生成の核心を、5つのステップで体感します。

はじめる ↓
SCROLL
STEP 01

動画は、パラパラ漫画FRAMES

動画の正体は静止画の束です。1秒間に24枚の画像をめくると、脳が「動き」を補完してくれる。 つまりAIにとって動画生成とは、画像を24枚/秒ぶん作ること—— まずはコマ数(fps)を変えて、パラパラ漫画が「動画」になる瞬間を確かめてください。

FRAME RATE — コマ数を変えて再生

STEP 02

1枚ずつ作ると、チラつくTHE FLICKER PROBLEM

では画像生成AIで1フレームずつ作ってみると——大失敗します。 フレームごとに生成をやり直すと、雲の形、山の稜線、色味が毎回すこしずつ違う 「別の解釈」になってしまう。左右を見比べてください。 同じ風景なのに、左は世界が震えています。

SIDE BY SIDE — 各フレーム独立生成 vs 時間を繋いだ生成

✕ 各フレームを独立に生成
✓ 時間を繋いで生成
STEP 03

時間ごと、まとめて彫り出すSPATIOTEMPORAL DIFFUSION

解決策は発想の転換です。動画を「画像の列」ではなく縦×横×時間の1つのブロックとみなし、 全フレームを同時にデノイズしていく。 下の動画は再生されたまま——スライダーを動かすと、動いているノイズから動画が丸ごと浮かび上がります。

JOINT DENOISING — 再生しながらデノイズする

ノイズ 完成
STEP 04

時間の向こうの、自分を見るTEMPORAL ATTENTION

「まとめてデノイズ」を支えるのが時間方向のアテンションです。 テキスト生成編では単語が他の単語を見ていました。動画では、画面の各パッチが 他のフレームの対応する場所を見ます。 切り替えて確かめてください——動くものは追いかけ、背景は同じ場所を見続けます。

TEMPORAL ATTENTION MAP — パッチはどのフレームの、どこを見るか

STEP 05

ノイズが、映像になるFULL PIPELINE

全部つなげましょう。シーンを選び、シードを引いて、▶—— 16フレームまるごとのデノイズが走り、動くノイズが動く映像に変わります。 シードを変えるとノイズのパターンが変わることにも注目してください。

VIDEO DIFFUSION PLAYGROUND — 擬似動画生成

RECAP

5つのステップ、ふりかえり

STEP 01フレーム動画=1秒24枚の静止画。まずは画像の束。
STEP 02チラつき1枚ずつ独立に作ると、世界が毎コマ揺れる。
STEP 03同時デノイズ縦×横×時間のブロックをまるごと彫り出す。
STEP 04時間アテンションパッチが他フレームの対応点を見て一貫性を保つ。
STEP 05パイプライン動くノイズから、動く映像へ。
SERIES

この章は画像生成編の続きです。拡散モデルが初めての方は、そちらからどうぞ。

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